冷暖房の設定温度を適切に調整しましょう!
- 節約情報
- 2024/05/01
冷暖房の設定温度を適切に調整することは
無駄な電力消費を防ぎ
光熱費を削減するために非常に重要です。
経済産業省 資源エネルギー庁の調べによると
家庭における家電製品の一日の電力消費において
エアコンがもっとも多い割合を占めています。
(夏場:34.2%、冬場:32.7%)
節電の際は電力消費の大きいものの方が
省エネ効果が高くなります。
今回はエアコンの省エネ方法をご紹介します。
※引用:経済産業省 資源エネルギー庁
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/
冷房は28℃に設定する
冷房の温度は28℃を目安に設定しましょう。
この温度は快適に過ごしながらも
エアコンの効率を最大限に活かし
無駄な電力消費を抑えることができます。
エアコンの設定温度を1℃変えるだけで
約10%の電気代を節約できますよ。
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冷房設定温度:27℃ → 28℃
一般家庭のエアコン消費電力(冷房時):800W
1日8時間使用、1ヶ月30日使用、電気料金単価:40円/kWh
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● 27℃設定の場合の月間電気代:
消費電力量 = 0.8kW × 8h × 30日 = 192kWh
電気代 = 192kWh × 40円 = 7,680円
● 28℃設定の場合の月間電気代:
消費電力量 = 0.72kW × 8h × 30日 = 172.8kWh
電気代 = 172.8kWh × 40円 = 6,912円
7,680円 – 6,912円 = 1ヶ月で768円の節約!
冷房を使用する際には
扇風機を併用することをおすすめします。
冷気を効率よく室内に循環させることができます。
またカーテンで直射日光を遮ると良いです。
太陽光によって室内温度が上がるのを防ぐだけでなく
冷気が逃げるのを防げます。
我が家は築50年の家で
断熱や気密がそこまでしっかりしていないので
キッチン・リビングのエアコンは25℃に設定しています。
扇風機とサーキュレーターを使って
できるだけ空気を回すようにしています。
ただ自分の部屋には内窓をつけて
断熱性や気密性が上がったので
エアコンの効きが良く
28℃の設定でも十分快適に過ごせています。
内窓、おすすめです!
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暖房は20℃に設定する
暖房の温度は20℃を目安に設定しましょう。
温度を高くしすぎると
室温とエアコンの設定温度の差が大きくなり
設定温度になるまで時間がかかることで
電力消費が大幅に増えてしまいます。
特に冬場は室温と設定温度の差が大きくなるため
エアコンの電気代は高くなります。
暖房を使用する際は
断熱を意識して、内窓をつけたり
ドアの隙間をしっかりと防ぐことも大切です。
また厚手のカーテンを利用して
窓の断熱をするのも良いです。
冷房と同様に
我が家は断熱性や気密性が低いので
キッチン・リビングのエアコンは
少し高めの23℃に設定しています。
自分の部屋は内窓のおかげで
20℃に設定して、快適に過ごせています。
フィルターの掃除をする
2週間に1回を目安にフィルターを掃除しましょう。
定期的に掃除することで
エアコンの効率が上がり
電力消費を減らすことができます。
フィルターの掃除は
2週間に1回が理想とされていますが
実際にやっている方は少ないのかなと感じます。
我が家でも年に1〜2回しか掃除していませんので
もう少し掃除の頻度を増やしてみようと思います。
電源はつけっぱなしの方が節電になる!?
30分程度の外出であれば、夏場は
日中はつけっぱなし
夜はこまめに入り切りした方が
節電できます。
(参考:ダイキン工業「つけっぱなしがお得という説は本当なのかを検証せよ!」)
冬場はつけっぱなしにした方が
節電できます。
(参考:ダイキン工業「エアコン暖房を「つけっぱなし」にするのと「こまめに入り切り」するのでは、どちらの電気代が安くなるの?」)
エアコンは起動時に大きな電力を消費します。
ちょっと買い物に行く時
エアコンの電源を切ってしまいがちですが
つけっぱなしよりも消費電力が多くなり
電気代が高くなってしまいます。
30分程度、外出する場合
夏場の日中や冬場は
エアコンをつけっぱなしにしておきましょう。
室外機のまわりに物を置かない
室外機の吹き出し口と吸い込み口に物を置くと
冷暖房の効率が下がるので
物を置かないようにしましょう。
また夏場は室外機に日除けをつけることで
節電効果が期待できます。
冬場は室外機に簡易な屋根をつけたり
防雪フードや防雪ネットを活用して
雪や霜の対策をしておきましょう。
まとめ
冷暖房の設定温度を適切に調整することで
無駄な電力消費を防ぎ、光熱費を削減することができます。
冷房は28℃、暖房は20℃を目安に設定し
エアコンの効率を最大限に活用しましょう。
さらに、扇風機の併用や
カーテンでの直射日光の遮断
内窓で断熱性、気密性を向上
フィルター掃除も効果的です。
こまめな電源のオンオフを避け
室外機の周囲には物を置かないようにすることで
エアコンの効率が向上し
電力消費を抑えられます。
これらの工夫を取り入れて
快適な室内環境を維持しつつ
省エネを実現していきましょう。